互換性については、ファイル INCOMPAT を参照してください。
インストール手順についてはセクション 標準初期インストールに記述され ています。全般的なことは ブートの基礎 を参照してください。
*** 簡易インストール ***
あなたがハードディスクに LILO をインストールしたいと思い、すべての機能 を使う必要がないのであれば、簡易インストールスクリプトを使えます。 詳細は 簡易インストール を参照 してください。
LILO は Linux のための多機能なブートローダです。特定のファイルシステムに 依存せず、フロッピーディスクやハードディスクディスクから Linux カーネルを 起動でき、他のオペレーティングシステムの``ブートマネージャ''としても機能 します。 [1]
ブート時に 16 個までの異なったイメージを選択できます。ルートデバイスの ような様々なパラメータをそれぞれのカーネルに別々に指定できます。マスター ブートレコードとしても利用することができます。
このドキュメントでは、ディスク構造と起動の基礎について紹介しています。続いて 一般的な起動テクニックの概要、最後により詳細な LILO のインストール方法と 使い方の説明をしています。最後のトラブルシューティングセクションでは、診断 メッセージと過去に発見されたほとんどの問題の解決案を含んでいます。
すでに古いバージョンの LILO をお使いであっても、インストール と 設定のセクションだけは最低限読んでください。今回のマイナーバージョンアップ 版には、旧バージョンとの互換性のない部分について、詳しく説明した INCOMPAT と いうファイルが添付されています。
せっかちな人のために− 単純ですが実に有用なインストールができる簡易インストールスクリプトを用意して います。詳細は簡易インストールの セクションを参照してください。
しかし待ってください。今まで LILO について経験された殆どの問題を回避できる 簡単なルールがここに少しだけあります。
落ち着いてください。うまく動作しない時は、何が悪いのかを探しだし、貴方の 想定を確認してから、はじめて修正を試みてください。
ドキュメントを読んでください。特にシステムの振る舞いが貴方の思ったものと 違う場合は特に。
緊急ブートディスクがあるか確認してください。そしてその使い方を貴方が知って いるのかということと、それが最新の状態に保たれているかも含めてです。
カーネルまたは設定ファイルなどを含め LILO を構成物を変更した時はいつも、 /sbin/lilo を実行してください。変更したかどうか疑わしい時も実行しましょう。 それでも /sbin/lilo をそれ程多くは実行することはないでしょうから。
もし破壊的アップグレードや Linux パーティションの削除を行う時で、LILO を MBR として使っている場合は、事前に LILO を削除してください。
セットアップスクリプトを鵜呑みにしてはいけません。ブートの前に常にそれが 作り出す /etc/lilo.conf を常に確認してください。
大容量ディスクを使用する時は、不都合に備えましょう− LINEAR オプションを 使う必要が、たぶんあるでしょう。
[1] | PC/MS-DOS, DR DOS, OS/2, Windows 95, Windows NT, 386BSD, SCO UNIX, Unixware, ... |