4. 設定の手順

4.1. ステップ 1

ドライブ C のルート上の config.sys を編集(もしくは 作成)します。このファイルの内容は、以下のようなものになります (訳注:個々のオプションは環境に合わせて設定する必要があります。ステップ 2 以降でも同じです)。

[menu]
menuitem=Linux, Mandrake Linux 7.2
menuitem=Win98, Windows 98
menucolor=15,1
menudefault=Win98, 10

[linux]

[win98]

システム上に既に config.sys ファイルがある場合は、 そのファイルの内容を [win98] セクション以下に書き込んで ください。[linux] セクションは、わざと空白にします。

4.2. ステップ 2

ドライブ C のルートディレクトリ上にある autoexec.bat を 編集(もしくは、作成)します。ファイルの内容は、以下のようなものになります。

goto %config%

:linux
call c:\linux.bat

:win98 

前回と同じく、もし autoexec.bat ファイルが既にある 場合は、そのファイルの内容を :win98 セクションのあとに 書き込んでください。

4.3. ステップ 3

linux.bat というファイルを作成します。そのファイルは、 ドライブ C のルートディレクトリに置くか、もしくは (そのファイルへのパスや 位置を指定する限り) 好きな場所に置いてかまいません。ファイルの内容は、 以下のようなものになります。

@echo off
c:\loadlin c:\vmlinuz root=/dev/hda3 ro 

上記の例では、loadlin.exevmlinuz がドライブ C のルートディレクトリ (C:\ ) に置かれていて、Linux は /dev/hda3 パーティションにあることを前提になっています。読者の設定が上記とことなる場合 は、適宜修正してください。

ここで重要なのは、Loadlin と Linux カーネルファイルの位置を適切に指定しなけれ ばならないということです。以上で、設定終了です!

上記の設定によって、わたしのシステム上で Win98 とのデュアル ブートが設定できたように、読者のシステムでも上手くいくはずだと思います。