「セカンダリ」ディストリビューションのインストール後は次の手順で利用できるようにします―
ここで重要なのは「プライマリ」Linux ディストリビューションには 2.4 系以降のカーネルを用いることで、その結果 2.4 系が備えるマルチマウントポイント機能が使えます。多くの作業では、以下に示す方法で /proc と /tmp ファイルシステムを「セカンダリ」ディストリビューションに再マウントする必要があるでしょう―
mount --bind /proc /opt/distros/redhat_6.2/proc mount --bind /tmp /opt/distros/redhat_6.2/tmp |
また、「プライマリ」ディストリビューションのソースツリーは「セカンダリ」ディストリビューションに再マウントする方が ( コピーするよりは ) 有益です―
mount --bind /home/USER/src/PROJECT /opt/distros/redhat_6.2/USER/src/PROJECT |
root になって次のコマンドを使います―
xhost +localhost chroot /opt/distros/redhat_6.2 /bin/bash |
最後に、(必要に応じて) chroot したシェル上でユーザーを作成し、この「独立した」Linuxディストリビューションで開発、ビルド、テストを行ってください。X 用アプリケーションを使う場合は 、忘れずにDISPLAY 関連の変数を指定してください。
でき上がり!これで任意の「セカンダリ」ディストリビューションで好きなようにシェルが使えるようになりました。