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3. この文書の目的

3.1 PPP クライアントを設定する

この文書では Linux と PPP を使って PPP サーバに接続し、PPP を使った IP 接続を張りたい人向けに解説をします。以下ではカーネルの再構築時に PPP ドライバがコンパイルされ、あなたの Linux マシンに PPP ドライバがインス トールされているものとします(ただし、PPP ドライバを使うためのカーネル の設定/コンパイルの方法についても簡単に説明します)

DIP は使わずに CHAT を使う

DIP(SLIP 接続を張るための基本的な方法です)を使って PPP 接続をすること も可能ですが、DIP スクリプトは概してきわめて複雑なので、この文書の中で は DIP を使って PPP 接続を張る方法については説明しません。

その代り、この文書では Linux PPP が採用している一般的な chat/pppd を使 う方法を説明します。

3.2 PPP サーバの設定

この文書はあなたの Linux マシンを PPP サーバ(他の人があなたの Linux マ シンに電話をかけてきて PPP 接続を張ることを許可する場合)として設定する 方法についても説明します。

Linux マシンを PPP サーバとして設定する方法は何通りもあります。この文 書では(今のところ)そのうちの一つの方法のみを説明します。この方法は著者 が複数の小規模な PPP サーバを設定するために使ったものです(それぞれ 16 のモデムをつなぎました)

この方法はうまく行くはずですが、必ずしも最善の方法ではありません。もし 誰かもっと簡単明瞭な PPP サーバの設定方法を御存知でしたら、ぜひこの文 書の著者に e-mail で教えてください。

3.3 2 つの LAN、あるいは LAN とインターネットを PPP で接続する方法

この文書では PPP を使って 2 つの LAN を接続したり、LAN をインターネッ トに接続する方法について、基本的な情報を提供します。

3.4 この文書が扱わない問題、、


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