ターミナルサーバーはもともと、 ミニコンピュータに端末を接続するために設計されたものです。 各端末には RS-232 ポートが付いています。 ミニコンピュータとの接続には、普通イーサネットポートを使いました。 端末を接続すれば、予め定義してあるマシンのリストから、 どのマシンをつなぐのかが選べるような、 コマンドラインインタフェースにつながります。 それからそのマシンとの間で、 Telnet セッションが始まります。
時が流れて、ターミナルサーバーはより多くの機能を手に入れました。 例えばモデムが接続できるようになっています。 最初のうちは、これを使って、 単にミニコンピュータに電話をかけて、接続できるようになっただけでしたが、 機能の拡大により、ほとんどのターミナルサーバーは、 非常に多くのシリアルポートが付いた、ルーターになるまでに成長しました。
多くのコンソールを端末一台につなげられる他に、 ターミナルサーバーは、 ユーザーアカウントとパスワードが使えるように設定できます。 こうすることで、どのモデムからでも、 そのコンソールに接続できるようになる一方で、 そのコンソールに、未承認のユーザーからアクセスされないようにします。
このセクションの残りの部分では、 ターミナルサーバーを選択する際に必要になる、 ターミナルサーバーの購入時の考慮事項や、ケーブルのピン配置、 それから、ターミナルサーバーの種類を区別するのに必要な、 基本的なソフトウェアの設定を記載します。
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