E.2. Cisco 2511

Cisco 2511 アクセスサーバーに対する基本的な設定は、 Figure E-1 に示してあります。 同じような設定は、他のシスコのアクセスサーバーでも動作すると思います。 Cisco には web site に優れたドキュメントがあります。正しい Configuration guide を見つけることから始めてください。

シスコあるいは再販業者との現在の保守契約は、 ソフトウェアアップデートをダウンロードするのに必要です。 この契約には、フラッシュメモリのアップグレードに必要な、 ROM に関する条項も入っています。 ほとんどの管轄区域では、 シスコのソフトウェアライセンスは譲渡可能にはなっていません。 ですから、中古市場でアクセスサーバーを購入した場合は、 シスコか再販業者から、ソフトウェアライセンスを購入する必要があると思います。

Figure E-1. Linux PC がつながっている Cisco 2511 ターミナルサーバーに対する基本設定

interface Async1
 description To Linux computer
 ip unnumbered Loopback0
 async mode interactive
 no peer default ip address

line 1
 location To Linux PC
 session-timeout 30
 no exec
 login
 modem InOut
 terminal-type vt100
 special-character-bits 8
 transport preferred none
 transport input telnet
 telnet break-on-ip
 telnet ip-on-break
 stopbits 1
 flowcontrol hardware

line vty 0 4
 location Network
 password PASSWORD
 login local
 terminal-type vt100
 transport preferred none
 transport output telnet

Linux を Cisco 2500 シリーズのルーターに 移植しているところ があります。 この HOWTO の執筆時点では、 Cisco 2511 で非同期ポートはサポートしていませんでした。 シスコの IOS の代わりに Linux を動かす魅力は、 LinuxSSH をサポートできるという点にあります。 この文書の執筆時点では、非公式のベータ版は見かけましたが、 シスコは、 Cisco 2500 シリーズのルーター用の SSH を、まだリリースしていませんでした。