B.1. コンソールにログを取らないようにする

ファイルをアップロードあるいはダウンロードしようとする前に、 コンソール上にメッセージを表示しないようにするのがうまい考えです。 こういったメッセージが出てると、 cat を使って移動したファイルを壊してしまうし、 Xmodem や、 他の同様なプロトコルの通信が、かなり長時間になってしまいます。

お使いのシステムの設定を変更して、 klogd-c 1 パラメータを付けてください。こうして、 カーネルメッセージが直接コンソールに表示されるのを禁止します。 それでも、カーネルメッセージはシステムのログには記録されます。

Figure B-1. Red Hat Linux でコンソールへのカーネルメッセージを抑止する

bash# vi /etc/sysconfig/syslog
KLOGD_OPTIONS="-2 -c 1"
bash# /etc/init.d/syslog restart

それから、システムログ採取プログラムの設定を変えて、 コンソールにメッセージを送らないようにして下さい。 /etc/syslog.conf を編集して、 /dev/console に出力を送っている行を変更し、 代わりに、その出力をファイルに送るようにします。