7. トラブル解決集

7.1. 私のスキャナーは scanimage でも xsane でも見つけることができません!

まず最初に、あきらめてはいけません。ここまでちゃんとすべてのことをして きたという確信があるなら、すべての正しいモジュールがロードされ、すべて の設定ファイルが説明通りに直され、お使いのハードウェアがサポートされて いることも分かっているなら、許可属性を調べてください。スキャナーハード ウェアにアクセスするために読みと書きの許可を持っていなければいけません。 詳しいことはSection 3.3を見てください。これが問題な いなら、/etc/sane.d/(あるいは /usr/local/etc/sane.d)に行き、 dll.confというファイルで、何かバックエンドをコメ ントアウトするか、必要のないその他のプロトコル(たとえば v4l)をコメン トアウトします。

上記のことをやってもうまくいかないなら、SANE の設定ファイルがあるディ レクトリで、お使いの個別のスキャナーに対するバックエンドの後ろにそのス キャナーの名前がついたファイルを開いてください。そのファイルのなかにイ ンターフェースタイプ(scsi 対 usb)、そしてデバイス名のふたつの重要な登 録があります(それ以外のものも並んでいますが):usb スキャナーを使って いるなら、通常、'scsi'行(の先頭にある # マーク)をコメントアウトし、' usb.' を含む行をアンコメントにしなければいけません。さらに、お使いの ディストリビューションに合わせて(たとえば、 /dev/usbscanner0 は、 /dev/usb/usbscanner0になるかもしれません)デバイス名を変更 しなければいけません。お気づきのように、モデルに合わせてこのファイルの なかでお使いのスキャナーを利用できるその他いくつかのオプションがあるか もしれませんので、お使いのスキャナーが目論み通りに動かないなら、このファ イルを調べたほうがよいでしょう。どこかにそのモデルのための文 書が付属しているかもしれません。man sane-scsiまたは sane-usb 、あるいはお使いのスキャナーのどれかの製造 業者のものを見てください(sane-plusteksane-qcamsane-ricohsane-sharpsane-snapscansane-umaxなど)。リストのすべてについて、 apropos saneを試してください。利用可能な正確なプロ トコルと製造業者はお使いの SANE に依存するかもしれません。

上記のことがすべてだめなら、Section 7.5を見てください。さ らに解決に挑戦する気があるなら、 これを書いている時点ではまだ完成して いませんが、sane-troubleshoot Homepageを調べたほうがよいでしょう。

7.2. USB ハードウェアが動いているか分かりません!

usbdevfs と /proc ファイルシステムサポートがあると仮定して、次のコマン ドを実行してください: cat /proc/bus/usb/devices。 USB バスの状態と接続したデバイスそして、ハードウェアの調査結果を出 力するはずです。スキャナーがサポートされていて、お使いのハードウェアを 認識できるなら、問題がどこにあるかがわかるでしょう。

7.3. 私が使った scanimage またはフロントエンドが不正なデバイスになります!

まず最初に、あなたの設定ファイルを通常の場所: /etc/sane.d または /usr/local/etc/sane.d に置きます。一般に、ディス トリビューションからあらかじめコンパイルされたパッケージ、あるいは SANE のホームページからバイナリを入手したなら、/etc に置かれます、一方、ソースからコンパ イルしたなら、設定ファイルは/usr/local/etc/sane.d に置かれます。専用のディレクトリに入ります(cd)。 Section 2 で、SANE list of supported and not-yet-supportedハードウェアについて触れました。 それであなたは"バックエンド" またはサポート状況を加えたそれぞ れのモデルに対する SANE ドライバをリストした個々の製造業者の表のなかか ら見つけだせるでしょう。 /etc/sane.d または /usr/local/etc/sane.d のなかで、それぞれのバック エンドに対して似たような名前のファイルがあります。あなたは dll.conf という名前のファイルを選択したはずです。 これがひとつずつのバックエンドプロトコルをリストしています。お使いのス キャナーのバックエンドがコメントアウトされていないかどうかを調べてくだ さい(すなわち、その行頭にハッシュマークがあるかどうか)。そうなってい るなら、(root で、そしてあなたのエディタプログラムを使って)'#.' を取 り外さないといけないでしょう。それでもまだ動かないなら、Section 7.5を見てください。

7.4. パラレルポートスキャナーに root でしかアクセスできません!

スキャナーに対する SANE ドライバはパラレルポート (/dev/portを経由して)に直接アクセスします。これ はセキュリティの理由で root でしか動きません。この問題にどのように対処 するかについての説明している Till Kamppeter のthis mini-HOWTOを見てください。

7.5. Acme Whizzbang™のスキャナーを持っていますが、特 有の問題や質問をするところがありません。

SANE のウエッブサイトで、 the mailing list and irc channel に行ってください。申し込みの方法やその他のことにつ いての解説のリンクを調べてください。また、いくつかのハードウェア特性に ついての質問や回答、そして関連文書へのリンクがあるSANE FAQを読んだ ほうがよいでしょう。

7.6. SANEについて、サポートされているスキャナーや SANE の開発についての詳細な情報はどこにありますか。

先の質問の答えを見てください。