バグ・セキュリティ情報
このページでは過去の Linux に関わるバグ・セキュリティ情報を掲示しています.
ここに掲載してあるのは相当に深刻なものだけであり,
全てのディストリビューションに発見された
全てのセキュリティホールを掲載しているわけではありません.
情報の掲載に関しては, このページの末尾をご覧ください.
2000/12
2000/12/20
- GnuPG
- 署名の検証に関して, 幾つか致命的な不具合があります.
バージョン 1.0.4 に 2000/11/30 づけの修正のなされたものに
アップグレードしてください.
2000/11
2000/11/22
- cron
-
定時コマンド実行システム cron にローカルユーザが root 権限を不正に
取得可能な不具合があります. 最新版にアップグレードしましょう.
[Debian]
2000/11/22
- modutils
-
カーネルモジュール関連プログラムに
ローカルユーザが root 権限を詐取可能な不具合があります.
最新のものにアップグレードしましょう.
[kernel.org (modutils 単体の入手先, リングサーバのミラー),
Debian,
Red Hat,
Kondara]
2000/11/17
- OpenSSH
- OpenSSH の
2.3.0 より古いバージョンには X11 の転送および
ssh-agent に関連する不具合があります.
2.3.0 にアップグレードしましょう.
2000/11/12
- BIND-8.2.2-P6 以前
- BIND-8.2.2-P6以前
には様々なセキュリティ上の不具合が知られています.
直ちにバージョン 8.2.2-P7 にアップグレードしましょう.
[Debian,
Red Hat,
Kondara,
Vine Linux]
2000/10
2000/10/16
- php3, php4
-
php3, php4
に不具合があり, phpスクリプト動作ユーザ権限で
リモートから任意のコードを実行される可能性があります.
最新版にアップグレードしてください.
[php 開発元,
Debian (php4),
Debian (php3),
Red Hat]
(2000/12/15 改訂)
2000/10/16
- NIS
-
NIS
に不具合があり, ローカルユーザが root 権限を詐取可能な場合があります.
該当するユーザは至急アップグレードして下さい.
[Debian,
Red Hat]
2000/10/16
- rhnsd
-
Red Hat 7.0 に含まれる rhnsd にバグがあり,
ある期間の連続運用により, システムが正常に動作しなくなります.
up2date パッケージをアップグレードしましょう.
[Red Hat]
2000/10/14
- apache
- 非常に広く利用されている Web サーバプログラム
apache
の, セキュリティ上の不具合を含む修正を施した新しいバージョン 1.3.14
がリリースされています.
apache を使っているサイトはアップグレードしましょう.
2000/10/11
- lpr, LPRng
- Red Hat Linux 系のディストリビューションに含まれるプリンタコマンド
lpr に幾つか不具合が発見されています.アップグレードして下さい.
[Kondara,
Red Hat]
Red Hat 7.x に採用されているプリンタサーバ LPRng
にはリモートからいきなり root 権限を詐取可能な不具合が発見されています.
ただちにアップグレードしましょう.
[Red Hat]
(2000/12/03 追記)
2000/09
2000/09/20
- wnn6, FreeWnn (Wnn4)
- wnn6 及び FreeWnn の jserver に不具合があり,
jserver 動作ユーザ相当の権限を不正に取得されます.
ネットワーク経由で jserver を利用する場合は,
wnn6 サポートサイト
の指示にしたがってアップグレードしましょう.
古いネタでごめんなさい.
2000/09/19
- klogd
-
klogd (kenel log daemon) に不具合があり,
ローカルユーザが klogd 動作ユーザ相当 (通常は root) の
権限を不正に取得可能です.
以下は各ディストリビューションからの告知と fix. (順不同)
[Red Hat,
slackware,
debian,
Kondara,
Vine]
2000/09/12
- pam_smb, pam_ntdom
- samba のオプショナルなユーザ認証モジュール pam_smb 及び pam_ntdom の
以下のバージョンにリモートから root 権限を不正に取得可能な不具合があります.
- pam_smb は 1.1.6 よりも古いもの
- pam_ntdom は 0.24 よりも古いもの
それぞれバージョン 1.1.6 および 0.24 以上にアップグレードしてください.
pam_smb はこちら,
pam_ntdom はこちら
です.
2000/09/04
- ld.so
- ライブラリのリンカ "ld.so" のほぼ全てのバージョンに
ローカルの一般ユーザが root 権限を不正に取得可能な不具合が見つかっています.
以下のディストリビューションではアップデータが公開されています.
[Kondara,
Debian,
Red Hat,
Slackware,
Vine]
上記に加えて新たな不具合が発見されています.
[Red Hat からの告知と fix]
(2000/09/08 追記)
2000/08
2000/08/31
- Samba
-
Samba 2.0.7 日本語版のSWATに,
重大なセキュリティ上の問題があることが判明しました.
Samba 2.0.7 日本語版(バージョン 0.98以降の CVS
のスナップショットも含めてすべてのリビジョン)の
SWAT (Samba Web 管理ツール).
Samba 2.0.7 のオリジナル版を含むその他のバージョンや
Samba 本体には問題ありません.
[samba.gr.jp]
2000/08/26
- CERT Advisory CA-2000-15 Netscape Allows Java Applets to Read Protected Resources
-
Netscape Navigator 及び Communicator のバージョン 4.04 から 4.74 までには,
Java に関連してユーザの情報を予期せず開示してしまう
危険のあることが知られています.
バージョン 4.75 にアップグレードするか, Java を使わない設定にしましょう.
2000/07
2000/07/03
- canna
-
cannaserver にバッファオーバーフローによるセキュリティの危険性
が指摘されています.
Plamo Linux,
Vine Linux,
Kondara MNU/Linux,
Debian GNU/Linux
では対応されたパッケージが公開されています.
2000/06
2000/06/30
- dhcp client
- dhcp-client 2.0p1 および 3.0b1pl14 以前のバージョンの
ISC 製 dhcp クライアントは,
不具合のあるサーバからのレスポンスで root 権限を詐取される
危険のあることが知られています.
この件に関する開発元からの案内は
http://www.isc.org/products/DHCP/
にあります.
[Debian]
2000/06/27
- wu-ftpd に不具合
-
wu-ftpd 2.6.0 以前にリモートから root 権限を詐取できる不具合があります.
該当するサービスを提供しているホストでは,
最新のバージョン (2000/07/08 時点では 2.6.1) に
直ちにアップグレードしましょう.
[Debian,
Slackware 7.1]
(2000/07/08 Slackware追記)
2000/06/08
- Linux-2.2.15 以前
-
Linux 2.2.15 の setuid(2) に問題があり,
local user が root 権限を取得できるそうです.
また, setuid() 以外にもいくつかセキュリティ上の問題があったため,
機能追加やその他のバグフィックスも含めて
Linux-2.2.16 がリリースされています.
Alan Cox 氏は, 以下のようなケースに当てはまる場合には
速やかにアップグレードすることを推奨しています.
- 信頼できないユーザが居る場合
- sunrpc が不特定多数からアクセスできる場合
2000/06/05
- xlockmore
-
xlockmore の 4.16 以前のバージョンにセキュリティホールが発見されました.
Turbolinux 6.04 以前のユーザは upgrade しましょう.
詳しくは
こちらのアナウンス
をご覧下さい.
2000/05
2000/05/18
- CERT Advisory CA-1999-14 Multiple Vulnerabilities in BIND
-
不具合のあるバージョンを運用していて, 不正アクセスを受けた例があります.
不具合の修正された BIND を使いましょう.
2000/05/18
- カーネル 2.2.14 以前の IP Masquerade に不具合
-
Linux-2.2.14 以前のカーネルの
IP masquerade 機能にはセキュリティ上の問題が発見されています
(Security Problems with Linux 2.2.x IP Masquerading,
日本語による紹介).
最新のカーネルにアップグレードしましょう.
2000/04
2000/04/28
- Red
Hat 6.2 収録の piranha に裏口
- Red Hat 6.2 に収録されている
piranha というパッケージの管理ツールに裏口があり,
web サーバが動作しているユーザ相当の権限を取得されます.
アップデータが公開されているので,
該当するユーザ (全部インストールなどを選択した人)
はアップグレードしましょう.
Linux で動くプログラムが増えるにしたがって,
セキュリティ ホールも増えて行きます.
Webmasters は, 日々これらの情報を収集していますが, 現状では十分とは言えません.
ですから, 皆様からの情報は大歓迎です. ぜひ
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