現在、Linux/IrDA コアチームは IrLAN プロトコルサポートのメンテナンスをもう行っていません。
IrLAN を使って、他のネットワーク機器に接続することができます。 機器の具体例としては、同じく IrLAN を使った Linux マシン、HP NetBeamer、赤外線サポートのある Window$ 95 マシンなどです。
Dag Brattli さんによると「IrLAN を使う場合には、ifup eth0 を行う前に modprobe irlan_client が必要です。 カーネル中にないプロセスコンテクストを要求するので、 request_module() も外さなければなりませんでした」 場合によると、アクセスモードの選択を行う必要もあるかもしれません。 ダイレクトモードにするには、modprobe access=1 とすれば OK です。 IrLAN の規定では、送信側はダイレクトモードかピアモードのどちらかでなければならならず、現時点では IrLAN を開始するときに選択してやる必要があります。
IP アドレスとそれに付随するパラメータを設定するには、
ifconfig eth0 up <ip_address> netmask <ip_netmask>
と実行してください。プロトコルが動作中なら、通信を始めることができます。 RedHat の netcfg を使ってこれを行うこともでき、そちらの方がずっと簡単です。 その後は、/sbin/ifup eth0 とするだけで良いようになります。 ifconfig は IrLAP アドレスをどう扱うか知らないため、表示されるアドレスは実際には最初の4バイト (リトルエンディアンフォーマットで) だけです。
ping を使ってネットワークデバイスをテストしてください。詳しい設定については NET3-HOWTO を参照下さい。
経路情報を与えるのを忘れないように。 route add default gw <ip_gateway> か route add -host <target host> dev eth0 とします。
ここで接続をテストするため他のマシンに ping してみましょう。
テストのためには、同じ部屋に置いたラップトップと一つの赤外線 ethernet デバイスだけを使うことを薦めます。何か問題があるなら、IR ethernet デバイスで使用できる別モードがないかを見て、それを試してみてください。