3.6. Palm (Handspring Visor) 用 IR 経由 Linux ターミナル

IrDA メーリングリストの Chris Morris さんによると「IrDA を使って Handspring Visor との間で hotsync を行う以外に、IR 経由で Linux テキストターミナルとしても動かすことに昨夜成功しました。 私のコンピュータは Dell Inspiron 3800 です (ちなみに、このマシンと 2.4.0 カーネルで IR を動かすのに何週間も悩んでいました。問題は結局 Linux が ttyS3 に対して間違った IRQ を見ていたためでした。IR HOWTO にもこの件に関する言及をお願いします)。使っているのは Hacker Dude-san 作の Beam Sync for Visor V1.0b2 Hacker Dude-san's Page と Shigeyuki Seko さん (seko_at_pamupamu.com) 作の Mini Term です。 ラップトップ側では IR は SIR モードで、COM3 に BIOS で割り当てています。 /dev/ttyS3 を IRQ3 に、 setserial /dev/ttyS3 irq 3 で割り当ててやる必要があります。ブート後、以下のようにしています。

/sbin/modprobe irda
/sbin/modprobe irtty
/sbin/modprobe ircomm
/sbin/ircomm-tty
/usr/sbin/irattach /dev/ttyS3 -s

cat /proc/net/irda/discovery で Visor が IrCOMM で見えるようになっています。 /etc/mgetty+fax/mgetty.conf は以降の3つのオプションが必要です。 "port ttyS3 direct y speed 9600": もっと高速でも良いのかもしれませんが、私の所ではここまでしか動きませんでした。次に toggle-dtr n を行い、 最後に /etc/inittab に "palm:235:respawn:/sbin/mgetty ircomm0" を。 これ全部を行った後 Mini Term を開始でき、'/sbin/init q' を入力して Visor から数回 <CR> を送ればテキストターミナルログインプロンプトが出ます。 このメールを書いている最中に、以前は気がつかなかったけどとても役に立ちそうなサイトに気がつきました。 palm-ppp-mini です。」