C.3. DTR を無視して、DCD をアサートするようにモデムを設定する

コンピュータはアップグレード中に 2、3 回リブートします。 このリブートのせいでモデムはハングアップしてしまいます。 アップグレード中に何度も電話するはめになると、 いらだたしくなるかもしれません。 モデムの設定を変えて "Data Terminal Ready" を無視するようにすれば、コンピュータがリブートしても、 モデムがハングアップしなくなります。 DTR を無視するには、モデムに AT&D0 コマンドを送って下さい。

通信料金を減らすため、 インストール中は接続を切りたいと思うことがあります。 そういう場合はモデムの設定で、"Data Carrier Detect" をずっと上げておくようにすれば、 切断も再接続もインストール作業の邪魔になりません。 常に DCD を上げておくには、 AT&C0 コマンドを使います。

Section 12.3 にある手順を使って、 これらの変更を適用して下さい。 他の AT コマンドは、すべてそのままにしておきます。