Appendix C. Red Hat Linux をシリアルコンソールからアップグレードする

Table of Contents
C.1. ブートディスクを選ぶ
C.2. シリアルポートを使うように BIOS を設定する。
C.3. DTR を無視して、DCD をアサートするようにモデムを設定する
C.4. ネットワークインストール用フロッピーディスクを用意する
C.5. HTTP サーバーを準備する
C.6. ネットワーク設定を記録しておく
C.7. LILO の設定を記録しておく
C.8. Red Hat ディストリビューションをアップグレードする
C.9. シリアルコンソール用のブートディスクを作る
C.10. 参考文献

Linux ディストリビューションのアップグレード版は、 頻繁にリリースされています。 しかしマシンに直接触れないと、 これらのアップグレード版のインストールができないようなら、 遠隔管理は無理です。

このセクションでは、Red Hat Linux を遠隔地からインストールしたりアップグレードする方法を検証します。

Red Hat Linux はインストールディスクを用いて、 HTTP サーバーから、 ネットワーク経由でインストールできます。 このディスクを修正して、シリアルコンソールを使うようにします。 このディスクからブートするのか、 それともハードディスクからブートするのかが制御できれば、 シリアルポートを使って、遠隔地から Red Hat Linux ディストリビューションのアップグレードができます。 マシンを配置する際、 空のフロッピーディスクをフロッピードライブに挿入しておけば、 オペレーティングシステムのアップグレードに、 オンサイトの介入は不要になります。

もし他の Linux ディストリビューション をアップグレードする手順をご存知なら、 是非この HOWTO の保守担当者にいただければと思います。