技術評論社 様のご厚意により,
書籍 "まるごとわかる 最新 Linux 読本" を
ブックレビューコーナー にご献本いただきました.
この本のレビューをして頂くべく,
Linux Users ML
や本サイトにおいて公募を行い,
これにご希望頂いた方々より感想などをレビュー記事にまとめていただきました.
ここに, レビューアの方々から寄せられたレビュー記事を公開します. (原稿到着順)
技術評論社 様および レビューアの皆様のご厚意に感謝いたします.
なお, 以下のレビューは初版を対象としています.
私は技術者ではないため, もっぱら "事務系, 文化系" の人間として Linux を使用しています. ミーティングの議事録を書いたり, MP3 や MIDI ファイルを再生するための道具として使っているわけです. 職場で UNIX 上でインターネットメールを使いはじめてから, もう 13 年も立ちましたが, 相変わらず職場の UNIX マシンはメールくらいにしか使いません. というか, 使えません.
3 年ほど前に Windows マシン上に Slackware をデュアルブートできるようにインストールしようと 四苦八苦したものの敗退した苦い過去? があり, 今年になってからようやく Redhat Linux 5.2 や Vine Linux を手元のマシンにインストール成功して, 使用するようになりました.
というわけで, "文化系初心者ユーザー" の一人として, Linux の入門書と言っても, いわゆるインストール本が大半であることに不満を感じていました. インストール本ではなく, かといってプログラミングの知識の必要な技術的な解説ではない, コンピュータ技術者以外の人間向きの入門書 (Linux 上でどんなことができるのか, どうすればそんなアプリケーションを入手・インストールできるのか, 等を解説してくれる本) がないものか, と思っていたところにこの本の紹介を見たので, ブックレビューに応募した次第です.
で, 届いたこの本を最初に手に取った第一印象は, 「これは単行本というよりは, 雑誌そのままだ!」 に尽きます. 本の造作自体が "カバーを被ったムック" という具合であるだけでなく, 実際にパラパラとページをめくって眺めてみた内容も雑誌的で, 3 ヶ月経ったらもう古くなってしまうのではないだろうか? と思うような 「新鮮」つまり裏を返せば「陳腐化が激しそう」な記事もありました.
「そこが知りたい超疑問 100 連発!!」という初心者向けの FAQ 集があるかと思えば, Linux のみならず UNIX の歴史を振り返った概説のような記事もあり, ここらのバランスはとれているところに, 単なるインストール本との違いがハッキリ出ていると思いました. 巻末の数ページの用語辞典も親切ですね. その内容がどこまで正確かは, 技術畑のことは門外漢のため, 判断はできませんでしたが.
内容もムック的だ, と書きましたが, 一部に週刊誌のような扇情的な記事もあったものの, 全体的には冷静な内容の記事が多く, 好感が持てました. 個人的には, 「Windows も Macintosh もクズだ! これからは Free UNIX が一番だ!」 みたいな論調は嫌いでして, 「何であれ, ユーザーが使いたいと思うものを使えるのが一番ですね」 という考え方が好きなので, この点は助かりました.
各ディストリビューションの特徴や, Linux 上で使えるアプリケーションの紹介があったのも, 気に入りました. これから Linux に触ってみよう, と思う人のガイドブックとしては, ページ数の割に実用性が高いように思いました.
ちなみに, (表紙や CD-ROM の表面には "TurboLinux 3.X"としか書いてありませんが) TurboLinux 3.1.13 snapshot を収録した CD-ROM が 1 枚付属しており, インストール本としての機能も兼ね備えています. インストールの手順についても丁寧な説明がついていますが, せっかく RPM 形式でかなりの量のアプリケーションが付属しているのに, RPM による導入の仕方が誌面では説明されていない点が気になりました. この点は, ちょっと残念でした.
まとめてみると, 「割と良くできた雑誌風の入門書」であり, 「賞味期限は長く見ても 99 年の秋まで」だろう, と思います. "賞味期限"が短いのは, 参考書籍やディストリビューションの解説がすぐに陳腐化してしまうからですが, 年 1 回くらいの間隔で改訂して出されたら, 入門書として定着する可能性もあると思います.
わたしは, Linux&UNIX については, まったくの初心者ですので, 精通している方にとって, 満足いくような原稿が書けないと思いますが, ご了承ください.
1. | インタビュー (Cliff Miller 氏) |
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2. | Linux とは (一問一答形式) |
3. | Linux 最前線 (東京国際フォーラム等) |
4. | ディストリビューションについて |
5. | Linux (アプリ含む) の内容について |
6. | インストールの解説等 |
7. | Linux の用語事典 |
※できたら, インストール後のトラブルシューティングなどが掲載されていたら もっと, うれしかったです.
この本は, 「読本」です. マニュアル書ではありません. そういう意味で, 内容が多岐にわたり掲載されているこの本一冊を 隅から隅まで読みこなしたら情報量が多くすごい と思います. 内容の濃い読み応えある一冊だと思います.
この本は, 主に初心者向けを対象として Linux を紹介しています.
私はパソコン塾の 先生 をやっていて, 「はじめての Linux」というコースを担当しています. Linux を使ったことがない方を対象に, Linux とは何かわかりやすく説明し, 実際に使ってみて, インストールまでやってみるコースです.
教える側の立場から, そして自分自身も勉強中の立場として, この本を読んだ体験を以下に書かせていただきます. 私自身, 教えているとはいえ, まだまだ勉強中です. 勉強不足からの誤り等ありましたら, ご容赦ください.
「いろいろな記事の寄せ集め」というのが第 1 印象です.
よく読むと, 面白いところ, 役に立つところがあちこちにあります.
「TurboLinux の将来は明るい」という話でした. なんで特定のディストリビューションの話を巻頭に持ってくるんだろう? と思いました.
生徒には, 「この部分はとりあえず読み飛ばして」といいたくなります.
大きく載っているのは (またもや) TurboLinux の AfterStep.
豪華絢爛にしては, なんで Gnome がないのでしょう? KDE も小さくしか載っていません.
私なら生徒には Gnome と KDE をメインに紹介したいので, ここはあくまで参考とします.
「日常的に Linux をつかってますか?」という問いに対して 「未使用」の答えが 63%という「大アンケート」です. 「Linux ユーザーの実態」ではなく, 「Linux に興味を持っている人たちの実態」 というほうが適切ではないかと思います.
主観的で, 誤解をまねきやすい記述なので, 生徒には読ませたくありません.
一見わかりやすいのですが, 本当に合っているの? という答えもあり, 不安になります.
たとえば, 「Linux って何?」の答えが 「ゼロから作られた, UNIX という OS のクローン (互換品) です」 だけでは, GNU を無視していてちょっとまずいのではないでしょうか.
大雑把にわかればよしとの姿勢なのでしょうが, 私から生徒にお勧めはできません.
雑然といろいろな話が並んでいます. 「最新」と強調するほど, すぐに「昔の話」になってしまいそうなものばかりです. これが雑誌なら, 読み応えのある記事といえるでしょう.
私なら, 生徒に「ちょっと前の話だけど, 面白いよ」という紹介をします.
これは完全に雑誌風の記事です. 感想は上に同じです.
原稿執筆時で Vine Linux がまだβバージョンです. 各ディストリビューションについて細かく評価しているのですが, 現時点でどこまでが事実なのか, という疑問がよぎります.
これよりは, JLA のディストリビューションについてのページを見ましょう, と生徒にいいます.
文中, 「ATOK に関しては詳細は不明」とあるなど, やはり古くなっています. 各メーカーの話はおもしろいだけに残念です.
生徒に読ませたい部分もあります.
Linux をかなり持ち上げていますが, 持ち上げ過ぎだとわたしは思います.
生徒にそのまま信じてしまわれると困ります.
一見わかりやすいですが, 伝聞の形なので, そのまま信じるには少し怖い感じがします.
面白い話もあるので, 生徒にはまあお勧めです.
結論が「大賞は'fvwm'に決定!」とあります.
著者の好みが書かれているだけのように感じられます.
生徒には, この部分は読みとばしてもかまいません, といいます.
体裁が見にくいのでつい読み飛ばしてしまいそうになりますが, 中身は充実しています.
生徒には, できれば一つづつ試してみましょう, といいたくなるお勧めのページです.
これも体裁が見にくくて損をしています. が, 中身は充実しています.
お勧めのページです.
たしかに, 「これならできる」です. 親切に書かれています.
授業の参考書に使いたいくらいです.
わかりやすく書かれていて, 嬉しい記事です.
上と同様, 授業の参考書に使いたいです.
毒にも薬にもならない, という感じのページです.
こういう見方もある, という紹介にはなります.
99 年 3 月の Linux World Conference Japan の話など, この本の出版時点 (99 年 5 月) ではまだ新しかった情報でも, 現在 (99 年 7 月) ではあっという間に昔の話になってしまった感があります. まして, このブックレビューを読まれる方にとってはもう時代遅れかもしれません.
私としては, この本が出たばかりのときなら, 塾生への情報提供の一部としてこの本を紹介できましたが, 今となってはもう古くてちょっとためらいます. 鮮度はあまり関係ない役に立つ記事と, 鮮度が命の記事が混ざっているため, 古くなってしまった今となっては, いい記事もあるのにもったいないなあ, という感じがしています. 「1999 年 3 月現在の Linux がまるごとわかる読本」としては, 読み応えがある本でした.
また, この本の巻頭特集, 第 2 特集, 付録は TurboLinux 関係です. 各ディストリビューションの中で, TurboLinux だけが特別扱いです. 「まるごとわかる〜」という書名からすると, ちょっと偏っているかな, と思います.
最後になりましたが, 技術評論社様と JLA webmasters ブックレビュー企画担当の方に, レビューの機会を与えてくださいましたことを感謝申し上げます. ありがとうございました.
誤解を恐れずに言えば, 世間一般では, Linux という単語は, Microsoft 社の WindowsNT が世界中に拡散し, 浸透していく状況を批判する文脈で, 近年しばしば登場するようになったものである. それは理解不足から来る礼賛や卑下に満ちていると言っても過言ではない.
実際に Linux を使っている立場からすれば, どちらも残念なことである. 私的な範囲ではあるが, Linux の優れた点とその限界を理解してもらおうと努めたが, それには限界があった. なぜなら周囲に勧めるべき本は専門用語が並んでいるか, あるいは断片的な記事であったからである.
しかし, その状況も本誌の登場によってようやく打破されようとしている. 本誌は以上の状況を踏まえ, Linux を全く知らない初心者をはじめ, 既に使用している人, あるいはその歴史を振り返りたい人までを対象にしたオールラウンドの入門書である. 巻頭からの TurboLinux 発売元の PHT 社 CEO のクリフ・ミラーのインタビューを筆頭に, 混然と詰め込まれた記事は子ども時代に胸ときめかせた 「怪獣大百科」や「電車大百科」などを思いおこさせる. 当然, そのスタンスはあくまで一般書のものであり, 専門書の装いではない.
特に他誌でなされていなかった企画としては 「識者に聞いた「Linux 現象」の正体・私はこう見る「Linux」」 が挙げられる. 今まで Linux 界の取材と言っても, Linux 界のオピニオンリーダーである ogochan をはじめとした, Linux 界の人間の話しかほとんど記事にされていなかったが, 本誌ではアスキーの西和彦氏, WIDE プロジェクトの村井純氏, TRON 構想の坂村健氏など, 直接 Linux とはかかわりは無いが, コンピュータの世界一般で活躍されている諸氏からコメントを取っている.
また「LINUX APPLICATION SOFTWARE」では ポスト Windows としては必須のクライアント用のアプリケーション紹介がされている. 苦言を呈すれば, ここでは是非 URL を掲載して欲しい. もちろん付属の CD に収録されているのだろうが, どうしても CDROM の内容と実際の最新版ではずれが起こるため, 見て興味を持てばすぐにブラウザでチェックできるようにして欲しい.
さて, 記事の内容で違和感を感じたトップは 「ディストリビューション徹底解剖」である. そのイラストで「政府軍」や「革命軍」や「連合軍」という書かれ方をされている 各サーバ OS が必ずしも革命しているわけでも連合しているわけでも無い. ましてや NT が何年も前からサーバ市場を統治していたわけが無く, むしろ Netware の方が歴史が古く, NT も Linux もともに近年サーバ市場での成長を見せていることに考慮すべきであろう.
個人的に一番よかった記事は実は「Linux 見栄講座」である. 他の記事と異なり, ある意味おちゃらけた内容だが, 一服の清涼剤ととして十分楽しめる. ウインドウマネージャが Gnome や KDE という統合環境を前提としている時代に, 「twn や vi を使いこなしている人は, ちょうど, アーミーナイフ一本だけで過酷なジャングル地帯をサバイバルして来た男のような ワイルドさとカッコよさがある」とは, 単なるアナクロではない, 渋みの効いた文に仕上っている. この記事の影響か, 評者の Libretto のデスクトップ は fvwm に変更されてしまった.
なお, 評者はインストールしなかったが, PHT 社の TurboLinux3.0 の CD が付属している. その内容自体は特筆するような内容ではなく, もちろん「はじめての読者にこういうものだと知って欲しい」 との意図が込められているにせよ, 他のインストール本と比べると見劣りがするのは否めない.
最後に, どのような読者にお勧めかを書いてみる.
と書くのはヨイショしすぎであろうか (笑) ともかく実際に手にとって見て欲しいと書いて, 筆を置くことにする.
予想に反して, 最初の約 3 分の 2 は Linux に関するコラム風の記事が占めている. 「まるごとわかる」の文言に違わず, ディストリビューション, ウィンドウマネージャ, アプリケーション, オープンソースのメリット, UNIX との関係といった, 幅広い内容について紹介している. これから Linux を本格的に使い始めようという私にとって, そうした情報がかなり参考になった. また, 「はじめての Linux インストール大作戦」は, ネットワークやサウンドカードの設定方法が丁寧に説明してあり, 役に立つ.
半面, 記事の構成などは, もうひと工夫あってよかったのではないか, と思う. オープンソースやディストリビューションに関する説明があちこちに出てきたり, アプリケーションでもデータベース関連とオフィス関連で 別々の項目で紹介されていたりして, いささかまとまりに欠ける気がした. また, (solaris を soralis と書いてあるなど) 誤植があちこちに見られたのも気になった. ちょっと残念だ.
この本は以下のような構成を取っている.
TurboLinux の開発・発売元であるパシフィック・ハイテック社 (7 月 1 日から TurboLinux Japan 社に社名変更) 社長のインタビュー. これまでの開発方針や今後の展開について語っている. Gnome と KDE の両方を TurboLinux4.0 に搭載し, ユーザーが選択できる, という情報は参考になった. ただ, 分量が中途半端だったのは, インタビュー時間制限のせいか. もうすこし突っ込んだ話が聞きたかった.
まずは 8 種類のウインドウマネージャの紹介. カラー画面が目を引く. だが, KDE を紹介していながら, Gnome の画面がなかったのはなぜだろう. 画面を見てみたかったので少し残念だった.
次いで, LinuxWorld Conference 来場者に対するアンケート. Linux を「とりあえず試してみたかった」 51%, はじめて Linux をインストールしたのは「今年に入って」 44%という数字に, 自分も同類項だ, と納得した. ところで, 「Linux のインストール, うまく行きましたか」の質問に対する 「インストール可否」とは, どういう意味だろう.
最後に, Q&A100 連発. いかにもひねり出したといった質問が多い. もう少し質問の数を絞ってもよかったのではないか. また, バラバラにならべるのではなく, ジャンルに分けてほしかった.
オープンソース運動やディストリビューションの開発者・販売元, ベンダーなどの歩みを紹介している. ここで登場しているのは,
といった顔ぶれだ. その他に, Linux の将来予測, 西和彦氏や中村正三郎氏ら 5 人の談話, アメリカの Linux World CONFERENCE & EXPO の報告が収録されている.
ディストリビューションの開発がボランティアに支えられてきたこと, 企業が相次いで Linux ビジネスに参入している現実, そして, 将来的にまだまだ発展する素地を残していることがよく分かる. 自分の身の回りにいそうな人たちが, 試行錯誤しながら開発してきたんだなあ, と思うと感慨深い. Linux にいっそう愛着がわいてきて 「自分にも何かできないか」という気を起こさせる.
ただ, ここでも, まとめ方はいまひとつ. せめて, 将来予測, ディストリビューション紹介, アプリケーション紹介といったように, 章立てした方がわかりやすいと思う. 特に 1〜9 には 1 項目あたり約 2 ページ半を割いているが, 分量をもう少しコンパクトにした方が読みやすかっただろう. 評論とコメントは別建てにしたほうがよかった.
私のような初心者が Linux をインストールする時にまず戸惑うのは, 数あるディストリビューションから, 自分の環境に適したものを選ぶ作業ではないだろうか. 私は TurboLinux から入ったが, 周りの人に聞くと Debian とか, Slackware とか, さまざまだ. 大方は, 雑誌の付録や Web で最初に手にしたディストリビューションを試してみる, といったやり方が多いのではないか, と思う.
この項では, まず 12 のディストリビューション (PC-AT 互換機用 9, Mac 用 3) の特徴をまとめている. 海外で普及している Caldera OpenLinux や S.u.S.E.Linux なども紹介している. 標準ライブラリや XFree86 のバージョン, パッケージ管理の方法などを比較できるのでありがたい. 本文も各ディストリビューションの長短が簡潔にまとめられていた. 欲を言えば, 比較した項目を一覧表にまとめてほしかった.
その後, FEP (日本語かな漢字変換プログラム) 開発元のインタビュー, Windows/Solaris/WindowsNT との比較, UNIX と Linux の系譜が並ぶ. FEP 開発者の本音がかいま見えて面白かった. また, 「Linux 見栄講座」では, 独特の切り口でデスクトップ環境を紹介している (実際の判断に役立つかは疑問).
最後の「LINUX APPLICATION SOFTWARE」では, CG, 音楽 (MP3 を含む), ビジネス, 開発環境, ゲームの分野ごとにアプリケーションを紹介している. 約半数が付属 CD に収録されているので, 早速試してみたいと思う. その他に, FAQ でのお作法に関する記事もあり.
付属 CD に収録している TurboLinux3.0 のインストール方法を詳述している. ネットワークカードやサウンドカード, ダイヤルアップ接続, ユーザー設定の方法も含めて解説してあるので, かなり参考になった. しかし, 実際にインストールしてみると, リョービフォントが見つからなかったり, X Window System 関連のパッケージがインストールできなかったりしたため, すべての内容を試すことができなかった. このレビュー記事には残念ながら間に合わなかったが, 今後いろいろ試してみたいと思っている.
その後に, シェルコマンドや, vi エディタの操作法が簡単に説明されている.
諸事情で締め切りに遅れてしまい, 申し訳ありませんでした. 今回の機会をくださった技術評論社様と日本 Linux 協会の方々に感謝するとともに, 深くお詫びいたします.