Linux for PPC Japanese Edition 公式ガイド

Linux for PPC Japanese Edition 公式ガイド レビュー記事

[ ブックレビューコーナー 目次 ]

デジタルプロセッシング 様のご厚意により, レゾナンス出版様より発売の 書籍 "Linux for PPC Japanese Edition 公式ガイド" を ブックレビューコーナー にご献本いただきました. この本のレビューをして頂くべく, Linux Users ML や本サイトにおいて公募を行い, これにご希望頂いた方々より感想などをレビュー記事にまとめていただきました.

ここに, レビューアの方々から寄せられたレビュー記事を公開します. (原稿到着順)

デジタルプロセッシング 様および レビューアの皆様のご厚意に感謝いたします.

なお, 以下のレビューは初版を対象としています.


Reviewed by 岩田健二 (k-iwata@cyber.azumi.ne.jp) さん (HomePage)

Linux の使用歴
1 年 2 ヶ月・ 98 年 12 月より 「CD-ROM 付き Mk-Linux 入門本」で開始.
UNIX の使用歴
まったく経験がありません.
Linux Box の主な用途
今のところ Internet server 用途に限定.
Linux Box に載っている Linux 以外の OS
Mac-OS (OS-8.1,OS-8.6)
Linux と Linux 以外の OS の使用頻度の比
5 台の Internet server として LinuxPPC と Mk-Linux, そして Mac-OS にて server を稼働させていますが, 作業的なことに Linux をいっさい使っていないので 90%が Mac-OS でしょうか.

自己紹介としては「辺境の Mac 使い」というハンドルで Mac 伝道師を自認しており, 私が 97 年に構築した無線 LAN の地域イントラネット 「安曇村 CyberNetwork」ではサーバーは 4 台とも Mac, 無線 LAN で接続された client は pension を始めとした宿泊施設なのですが, 実にその 7 割が Mac を購入してこの地域イントラネットに参加しています.

昨年「PC-Mind」から Mk-Linux と LinuxPPC の両方が日本語でインストールできる CD-ROM がリリース. それを購入して Internet-server の置き換えが始まりました. そして, この春にすべてのマシンを LinuxPPC で稼働させる為に活用できれば, と思い今回の「公式ガイド」のレビューに参加させて頂きました.

よく言われる「インストーラー」でもあったりしたので, 最初のインストールについてはすんなり行きました. ただ入門書ほど詳細には触れられておらず, まったくゼロからのスタートの方にはパターンがいくつか示されていたり, 「こうしなさい」という書かれ方ではなかったので 迷ってしまい解りにくいのではないかと感じました. これは「linuxppc-jp」という ML でも感じられることで, 執筆陣の優しさなのかもしれませんが, ML 的な優しさはガイド本では迷いを感じさせるので, 私はもっと「このチェックボックスはチェック」とか 「ここは削除」とか言い切った方が良いと感じました.

公式ガイドもターゲットにしている対象だと思うのですが, このガイドで良かったポイントとしてインストール本でも「ピン」と来なかったし, 実際の利用でも解らなかったいろいろなプログラムの一言解説がされていました. これはとても作業を気楽にさせてくれましたし, 運用の際にもそれが助けになることが何度もありました.

私の用途が今は server に限られている為, 公式ガイドでウェイトが置かれている日本語入力や GUI 系の各種操作については, 「現状で, こういう GNOME などを用いて Linux を何に活かすんだろう」 という疑問でいっぱいになりながら読み飛ばしました (笑)

それでも日本語で表示してくれているし, マウスでいろいろできるし, 極めつけは私が一番期待していた部分でもあるのですが, 後半にあったイントラネットや Internet での設定も linuxconf という お手軽設定ツールで済ませている点に感動し, 失望もしました. これじゃ, Mac の server 設定ツールとなんら遜色無いではないですか. (徹夜して telnet でコマンド叩いていた自分は・・・)

最後に, この公式ガイドと, ちょっと見学させてくれる環境や 「かじっている」人が身近にいれば, PCI-Mac の新しい楽しみ方やイントラネットや Internet へこぎ出していくのに充分な内容だと思いました (但しルーターの設定も別途勉強してもらう必要があるかな).


Reviewed by 細野茂伸 (modula@d1.dion.ne.jp) さん

Linux の使用歴
1 年
UNIX の使用歴
15 年前に VAX-11 の端末で rogue 1 年 7,8 年前に MINIX1.5 を少々
Linux Box の主な用途
プログラミング, 学習, インターネット端末
Linux Box に載っている Linux 以外の OS
Windows98
Linux と Linux 以外の OS の使用頻度の比
7:3

全体の概要

本書は, インストールから活用方法までの設定方法がざっと書かれた本です. 一番の特徴は, 各種設定の多くが Linuxconf を使った GUI のツールで解説されているところです.

全体の構成とページ数は下記のような構成になっています. 「ページ数の多い所=内容の濃い所」でもないですが参考にして下さい.

第 1,2 章 インストールの準備,Linux のインストール 48 ページ
第 3 章 BootX とカーネルオプション 10 ページ
第 4 章 はじめてのログイン 8 ページ
第 5 章 日本語入力について 24 ページ
第 6 章 ドキュメントの利用 12 ページ
第 7,8 章 GNOME 入門,アプリケーションの基本操作 14 ページ
第 9,10 章 ファイルマネージャ,GNOME デスクトップ 34 ページ
第 11 章 KDE の デスクトップ 8 ページ
第 12 章 Linux を楽しむ 8 ページ
第 13 章 ターミナルウィンドウ 6 ページ
第 14,15 章 ユーザーの管理,システム管理 26 ページ
第 16 章 RPM パッケージ管理 12 ページ
第 17 章 カーネルのアップグレードと再構築 44 ページ
第 18 章 ネットワーク 41 ページ
付録 1,2 対応機種一覧,アップデート情報 2 ページ
付録 3 パッケージリスト 38 ページ
付録 4 Namazu の使い方 2 ページ

良い点

Linux のインストールに関しては, 各ステップの画面が示されており解りやすく説明されています.

普通, オンラインドキュメントの検索方法は 付録や後半で説明されているものが多そうですが, 本書ではインストール, ログインの後に解説されている点はなかなか良いと思いました. (付録 4 の Namazu の解説を第 6 章に混ぜても良かったように思います)

日本語入力の"かんな"の解説がされていますが, 初心者の質問に多い漢字入力モードの切替 ([Ctrl]-[O] なのか [shift]-[space] なのか) についても, "かんなプロトコル" と "kinput2 + XIM プロトコル" の違いでしっかり説明されています.

GNOME 自体が発展途上ということもあるのか, 基本操作が書籍として解説されたものはまだ少ないため, 基本的な使い方やファイルマネージャー, パネルのカスタマイズに関して解説されているところは参考になりそうです.

残念な点

第 12 章の「Linux を楽しむ」という章に AUDIO CD や MP3 の再生 の楽しみ方が 7 ページほど書かれていますが, Mac ユーザーを意識するなら, Gimp や Sketch, Tgif のようなアプリケーションの入門レベルの解説があれば 更に興味がもてたと思います.

第 18 章の「ネットワーク」は初心者にはちょっと難しいというか, 説明不足のように感じました. 41 ページも割いて説明していますが, この 41 ページでネットワークドライバの設定から, ppxp, FTP サーバー, netatalk, Samba, DNS サーバー, Apache, sendmail まで説明してしまうところはなんとも強引に感じてしまいます. この本を購入するユーザーが専用線を引いて WWW サーバーやメールサーバーを構築することは少ないと思うので, DNS サーバー, Apache, sendmail は省略して, 他のネットワークの設定や 第 12 章のところのボリュームを増やした方が良かったのではないでしょうか.

第 15 章のバックアップの項目は, 何の為に設けたのか理解に苦しむ内容です.

コマンド入力による操作のところは, ほとんどが決め打ちの解説が多いです. 例えばターミナルから emacs を起動する際のコマンド入力で "emacs &" (&を忘れないように) と書かれていますが, この & の意味は何処にも解説されていません. その部分は日本語入力の解説のところなので マルチタスクやバックグランドの説明をするところではないのですが, 別の所もしくはコラムか脚注にそれらしき解説があったほうが, 初心者のレベルアップには役に立つと思います.

最後に

本書購入時は付録 1 の「対象機種一覧」もしくは http://www.linuxppc.org の "Supported machines" を参照するとよいでしょう. この本からは, Linuxconf で設定した内容がどの設定ファイルに反映されるかはわからないので, その際は, 他の専門書をあたる必要があります. この本には索引が無いのでリファレンス的な使い方をする本でもありません.

全体的に説明不足のように感じる内容が多いですが, 初めて Linux をセットアップして何が出来るか試してみたいユーザーには 本書のような内容のほうが手っ取り早くて良いのかもしれません. この本を足がかりに各種専門書に発展していく形がよいでしょう. 考えてみれば本書は公式ガイド (ガイド=道案内) ですから.


Reviewed by 芳炭 将 (yosshi@diana.dti.ne.jp) さん

Linux の使用歴
1 年 (但し, 本格的に利用し始めたのは 3 カ月)
UNIX の使用歴
同じ
Linux Box の主な用途
Unix&Programming の勉強
Linux Box に載っている Linux 以外の OS
MacOS8.6
Linux と Linux 以外の OS の使用頻度の比
1:9

私は, LinuxPPC を UNIX とプログラムの勉強にクライアントとして使用しています. LinuxPPC はユーザーが少なく, 本も数少ないため公式ガイドの存在は貴重なものがあります. 本書は, LinuxPPC-JE の重鎮の方々が執筆されているだけあり, 非常に細かく書かれており, LinuxPPC 固有の事を中心に書かれた文字通りガイドとなっています.

この本の特徴

この本はスタンダード版がソースも含めて全て収録してあります. 開発環境も含まれていない OS としては不完全なものを付属している本がある中, これは安心できるのではないでしょうか. そして, 注釈を書くための欄がサイドにあるため, 下を一々見る必要が無くとても見やすく書かれています. GNOME をメインに解説しており, 概ね全ての操作を GNOME 上で行うことが出来ます. また, この本は全編に渡って設定を linuxconf で行っているので, 初心者にはこちらのほうが解りやすいのではないでしょうか.

Install に関して

pdisk の使いかたが詳しく書かれており, ファイル交換用に HFS 領域を作るようにも書かれているので, 間違えることは無いでしょう. また, ブーターである BootX の Argument 欄の記入の仕方や 利用できるマウスの一覧などが詳細に書かれています. これらの情報はまとまっているものは今まで皆無だったので非常に重宝するでしょう.

日本語入力

インストール当初から canna が使える環境なので最初から日本語入力が出来ます. MkLinux の時代から比べると隔世の感があります. kinput2 での入力は Ctrl+o や Ctrl+f 等の使いかたの例題だけでなく, 一覧表もあったほうが理解を助けるように思います. また, Netscape での日本語入力は不完全であることも併記したほうが良いのではと思います. VJE-Delta の説明がありますが, オフィシャル版にしか付いて来ないため必要無いのではないでしょうか.

ドキュメントの利用

linuxppc-ML を見ていると, まず最初に質問をする人が増えて来ているようです. この本では第 6 章に man や info の記述があり, 最初にドキュメントを見る癖が付くのではないでしょうか. (願望ですが) Namazu による過去の ML や JF のドキュメントサーチも 付録ではなくここに含めたほうが良かったかなとも思います.

管理者向けの情報

14, 15 章は, ユーザー管理やシステム管理について書かれています. quota の説明はあるのですが許可属性に関する記述がありません. これは是非とも入れて欲しかったです. また, バックアップに関する文章には例を入れて欲しかったと思います.

更に進んだ情報

17 章では, カーネルの最構築について書かれています. Kernel.org に ppc のカーネルソースもマージされたとはいえ, iMac の USB などにはパッチが何個か必要ですので rpm で入手するように勧めています. この本にはカーネルコンフィグレーションヘルプの記述が日本語で読むことが出来ます. これは, 再構築の際に大変役に立つのではないでしょうか. 18 章は, ネットワークに関することが書かれています. Linux を導入する目的としてサーバは上位に来るでしょうから 大変解りやすく書かれています. この通りにすればファイルサーバはもちろん, 専用腺による WWW サーバやメールサーバも構築できるでしょう. ppxp に関してはもっと前の章で説明しても良かったのではないでしょうか.

まとめと今後の要望

この本は, LinuxPPC を始めようとする人には経済的でしょうし, 合理的でしょう (PC-Mind のスタンダードエディションと同じ価格ですから). xmms などの楽しい話題も書いてありますし, さらに, linuxconf で設定を統一してある為に大変解りやすくなっています. 一通りのことは出来るよう, 細部に渡りとても詳しく書かれているというのが私の印象です. LinuxPPC を使っている人は, まず買って損は無いのではないでしょうか.

今後の要望としては, パイプ, リダイレクションの記述や索引を付けて欲しいと言うことと, 許可属性の文章を早く付け足して欲しいことです.


Reviewed by 中野貴之 (tar@fan.gr.jp) さん (HomePage)

Linux の使用歴
1 年 8 か月
UNIX の使用歴
4 年
Linux Box の主な用途
サーバ (独自ドメイン用, おうち用)
Linux Box に載っている Linux 以外の OS
なし
Linux と Linux 以外の OS の使用頻度の比
3:7 (Linux:MacOS)

(1) 読者対象

Linux については, 未経験者・経験者ともに対象のようです. Mac の経験がどれだけ必要かは記述がないですが, ハードディスクを増設してそこに MacOS をインストールできる程度の知識は必要と思われます.

(2) 対応機種

Linux PPC が動作する機種は限られていますが, どの機種で使えるかどうかが分かりにくいです. G3 Mac, iMac, iBook が 「PCI Macintosh」の項にまとめられているのは不親切すぎます. iMac, iBook は PCI スロットを持ってないので, ここにいれちゃいけませんね :-)

動作可能機種一覧が巻末にありますが, 巻頭に書いてもいいぐらいでしょう.

(3) インストール

x86 マシンでもキモとなる ディスクパーティショニングの説明が全然足りません.

が押さえられていませんし,

も書かれていません.

「適当なフォーマッタで該当するディスクをフォーマットします」 と書いてあるだけなので, ディスクのフォーマット経験者でないと先に進めません. OS 付属の「ドライブ設定」での操作方法ぐらいは書いてほしいものです.

また, Linux のブートには MacOS が必要なので, Linux 専用マシンにする場合でも MacOS をインストールしなければなりません. ここで詰まる人が絶対いそうです.

Linux のインストール自体は標準的な Red Hat の手順となります.

(5) Linux の設定と使いこなし

ここは丁寧に書かれています. GNOME という GUI 環境なので, Mac ユーザなら多少説明をはしょっても分かると思います.

(6) カスタマイズ

rpm パッケージ管理で, PPC 形式の rpm パッケージが必要なことが押さえられています. ただし, ソースパッケージから PPC 用バイナリパッケージのビルド方法がありません.

x86 バイナリはあっても PPC バイナリはないことが多いので, ソースパッケージからのビルド方法はぜひほしいところです.

GNOME や KDE は MS-Windows っぽくて嫌いなので, Mac 風に設定する方法があればうれしいですね.

あとは, Mac 風の環境を実現する ウィンドウマネージャを紹介してほしいところです.

(7) 情報源

ネットワークでの Linux 情報源の記述が不十分です. JF や linux-users ML が抜けてるのはまずいでしょう.

fj.os.linux, japan.comp.linux などが書いてないのは ネットニュース好きのわたしには悲しいです.

(8) まとめ

全般に説明が不十分なところが多く, Mac の中級者以上でないと読みこなせないでしょう.

Mac に特化している部分の説明が貧弱です. Linux そのものの説明は x86 向け Linux の本を読んでもいいので, Mac 固有部分の説明に紙数を割けばよかったと思います.

けちばっかりつけてしまいましたが, Mac で Linux を使う人が増えることを期待しています. Mac OS X Server は BSD ベースですから :-)


Reviewed by 大西俊正 (ohnishi@ps.toyaku.ac.jp) さん

Linux の使用歴
2 年. デスクトップとしての使用歴は 3 ヶ月.
UNIX の使用歴
5 年. ただし, 使っている期間としてはのべ 1 年ぐらい.
Linux Box の主な用途
大学の X クライアントに接続するための X サーバーとして
Linux Box に載っている Linux 以外の OS
MacOS, Windows 98.
Linux と Linux 以外の OS の使用頻度の比
Linux : Windows : MacOS= 2 : 3 : 5

Macintosh で Linux を使おうとする際に一番目にすることになるのが, Linux for PPC であり, 本書はその解説書です.

本書の全般的なレイアウトは, 初心者にも非常に判りやすいものになっています. ページ外側に補足欄を設けている点と, 画面の取り込み図を多く用いていることが効果を上げているようです.

しかしながら, 索引がついていないのは大きな欠点です. インストールの解説以外についての内容は, 疑問点が出てきたときに, 辞書的に検索するような使い方になると思います. 残念ながら, 本書はこのような, 辞書的な使い方を想定していないと考えざるを得ません. 改訂される時にはぜひこの点を考慮していただきたいと思います.

はじめから 3 章まではインストールの解説です. 特に, BootX を起動させるための MacOS 側での設定が細かく載っているので, 初めての人であっても本書を参考にすれば, ほとんどがインストールに成功するのではないかと思います. 非常に良く書かれていると思います. インストール途中の進め方についても画像が使われているために, 判りやすくなっています. ただ, パッケージ選択のところで, オンラインヘルプ, もしくは巻末の説明をと注釈が書かれているのですが, オンラインヘルプの出し方が書いてない上に, 巻末の注釈では, どのような内容であるのかわかりません. この部分に関してはもう少し, 細かい説明が必要であると感じました. また, PowerBook で使われている, PCMCIA についての記述もあると良かったと思います.

4 章から 12 章が言うなればアプリケーションの説明です. この点については, 領域が広い点もありますが, 少し記述が雑然としていて, また, 相互に関連が薄い気がします. 自分としては, 「5 章 日本語入力」については, 参考になりました.

13 章以降はサーバー等として使う場合の保守に関する説明です. ここで,「13 章 ターミナル」でターミナルについての説明が少ないのは残念です. Linuxconf での設定の説明に重点がおかれているので, この章の内容が削られてしまうのは理解できるのですが, 「15 章 システム管理」での内容は, ターミナルでの操作が多くなりますので, 15 章を生かす意味でも, もう少しターミナルでの使い方を詳しく書いてくれていると親切だと思います. しかし, 「17 章 カーネルのアップグレードと再構築」は圧巻です. この部分だけでも購入する価値はあるのではないかと思ってしまいます. お勧めの選択肢が挙げられていることにも好感をもてます. 「18 章 ネットワーク」では, 現在, よく利用されているサービスについて説明されています. インストールしないといけないものもあるのですが, インストールしてくださいとだけ書くのではなく, 「16 章 RPM パッケージ管理」を参考にせよなどと, ポインターを示してもらえると, もっと判りやすくなると思います. また, できれば IP マスカレードについても説明があると良かったと思います. せっかくカーネルの再構築法が書いてあるのですし, 古い Macintosh をルーターに使用しようと考えている人にとっては重要な情報です.

気になる部分を列記してしまいましましたが, 全般を通して, 本書はこれから Macintosh で Linux をはじめようとする人にとっては, 最良の入門書の一つであることは確かです. 自分としても, 自分の目の届く範囲の人にであれば, 本書を推薦すると思います. これで, 索引がついたならば, 誰にでも薦めることのできる唯一の推薦書になるのですが, そうではないことが残念です.


[ ホーム | マップ | ニュース | 検索 | ドキュメント | リンク | プロジェクト ]
このサイトに関するご意見・ご要望は Webmasters までお願い致します.